医療用帽子をつくってみた

産後に目がかすんでよく見えないと言っていた友人が
脳に腫瘍がみつかってしまい、開頭手術をする事になった。
こんな時、友人として出来る事は殆ど無くて
ただ話を聞き相談にのったり、入院中に子どもたちを遊ばせる程度
何か出来る事はないかなと、同じ病気の方の闘病ブログを見てみた。
開頭手術は身体の負担だけでなくて精神的苦痛も相当で
痛みだけでなく、髪の剃毛が女性には精神的苦痛を伴うよう。
それはそうだろうな
サイド刈上げちゃうあたしでも前側半分だけ剃って手術するのはどれだけ辛く苦しいだろうか計り知れない
何より腫瘍が全部取れるかわからないしその後の障害が出る可能性や開頭手術そのものが恐ろしいだろうし家族を思うとどんなに切ないだろう

面会を想像した時に何か違和感ない帽子があればいいかなと思った
そこで医療用帽子を作ってみる事にした
最初は彼女がよく着ている洋服の色のベージュでイメージしてベージュ色の洋服を頭に巻いてみたら肌色に近くて微妙だった
白も包帯みたいだし黒はかえって目立つし、、ネイビーを試したら一番しっくりいい感じ
そこでネイビーの柔らかい生地と、病気だからといって地味過ぎるのも嫌だからキラキラビジューを買ってきて、見様見真似で作ってみた
出来上がりは柔らかくサイドのビジューが控え気味にキラキラとしていい感じ。

入院前に彼女に渡したら、「術後は子どもが怖がりそうで面会は無理かなと考えていたから、これ被れば面会出来そう」と喜んでもらえたよ

手術が無事に終わって、何事もなくまた笑顔で日常に戻れる事を祈って

顔マネキンは頭半分なのでぶかぶかだけど、実際は頭全体に優しくフィットするニット帽のような感じ